ラジコンヘリ入門

送信機について

 

12K ヘリ用T/Rセット (T12KH-R3008SB) 00008547-3

 

送信機(プロポ)は実際に手に持って使用するのでラジコンにおいては重要なパーツのひとつとなっています。制御方式による分類ですが、これはいろいろあります。ON-OFFの信号でモーター、エスケープメントを作動させるのがシングル式で、これに対してマルチ式は、リードセレクタでトーン信号を分離することで複数のチャンネルを作動することができます。

 

但し、リードセレクタを使用せず、ダイオードマトリックス等論理回路でマルチチャンネルを可能とする形式もあります。又、ギャロッピングゴースト(パルス・プロポーショナル)では、マグネット・アクチュエータを使用して、比例制御に近づけた方式は、今でもマイクロRCプレーンで利用されています。

 

こうした方式よりも現在では主流として通常プロポと呼ばれる方式になっているのがデジタルプロポーショナル式です。これはスティックの角度に応じてサーボを比例制御することができるので、他の方式より操作性に優れているのが特徴です。

 

各チャンネル毎に送信機のスティックに連動したポテンショメーターがあり、パルス発信回路の時定数が変化して舵角に応じた幅の矩形波が作られ、マルチプレクサで各チャンネルの信号が時系列的に一定間隔で送出されます。

 

プロポの種類としては操作方式がホイラータイプと、スティックタイプの2種類がありますが、陸・水用では基本的に2chの動作で済むので、ホイラータイプが主流ですが、スティックタイプは、RCの初期の頃からある操作方式で、スティック動作量がわかり易く、親指1本を使うのですばやい動作に向いています。飛行機やヘリコプターモデルではこのスティックタイプが使われます。